顔のゆがみ方は、大きく分けると3種類になります。
1つ目は、生まれた時で、多くは、左右に顔がカーブしながら歪むこと。
2つ目は、赤ん坊の寝かせ方で、顔が斜めにつぶれてゆがむこと。
3つめが、しゃくれという、縦にゆがむ歪み方です。
赤ん坊が生まれる時の取り出され方で、顔のゆがみの大半が出来上がります。
それは、人手によって引き出された場合だけではなく、
機械や器具を使って引き出された場合も同じで、顔は
ねじれたり、歪んだりします。
そうして、生まれてきても、さらに、顔はゆがんでしまうのです。
それは、まだ、頭の骨が軟らかい時代の赤ん坊の寝かせ
方にその秘密があります。
日本人顔の場合は、仰向けねですから、赤ん坊は、
顔を右に向けたり、左に向けたりしながら寝ているだけ
です。
この時に、右に向いていることが多くなると、右側の
後頭部は凹んできて(平らになってきて)その対角線
上の左の頬骨は、凹んで、つぶれてくることが分かると
思います。
当然ですが、右にも向くし、左にも向くのですが、
みなさんも、一度、実験的に、仰向けねの状態で、顔を
右に向けたり、左に向けたりしてみると、どちらかに
向きやすいことが理解出来ると思います。
傾きやすい側の後頭部が、平らになっているという
ことが、実感として分かると思います。
ここで解説しているのは、顔のつぶれ方による顔の
ゆがみについてです。
顔は、前後にも、横からでもつぶれるのですが、
斜めにもつぶれるのです。
顔を右に傾けていることが多いと、右の後頭部と
左頬骨の対角線上に、顔がつぶされることになります
時間経過で、右向きでつぶれていたのだけれども、
顔の前面(頬骨の角度)が固まった頃に、反対に
左向きになっていたので、後頭部のつぶれ方だけが、
反対になっているという場合もあります。
でも、ここでは、純然とした、右向き状態で、顔がつぶれているという想定で、解説をして行きましょう。
右後頭部と左頬骨という対角線上で、顔がつぶれた場合、右側の頬骨は、正面から見ると、尖った感じに見え、反対の左頬骨は、平べったく見えると思います。
これは、菱形(平行四辺形)の形で、顔がつぶれて
(頭の上から見た感じが理解出来ます。)いるので、
片方の頬骨は、尖り、反対側は角度が大きくなりますから、平べったく見えているのです。
生まれたときの引き出されによる顔の歪みとこの、
寝かせ方によるゆがみが、合わさった形で、顔全体が、
歪んでいることが理解出来たと思います。