日本人顔の特徴の一つが、発達したエラであったり、出っ張った頬骨だったりしますが、その印象の通りに骨の形や大きさもなっているのでしょうか?
本当は、どうなっているのか?について、ここでは、解説して行きたいと思います。
みなさんは、アゴの肉をどけて、「こんなになったら良いのになあ!」と考えたことは無いでしょうか?
この時に、肉がどいたなら、本当のアゴは、その「こんなアゴ」になっているのです。
なぜなら、骨も、咬筋もどかないので、どけられるなら、それは、全部、顔肉だからです。
そこで、みなさんが、どうも間違って判断してしまう、エラの大きさについて、その調べ方を解説してみようと思います。
まず、顔肉をどけてみることが最初です。
単純に、どけば、それは、顔肉ですから、問題はそこにあるということになります。
顔肉は、むくみ、脂肪、皮と考えると理解しやすくなります。
ただし、顔肉が減るためには、猫背にならないことと、
骨格幅(肋骨とか、骨盤の幅のこと)を骨的に引き締める必要があります。
骨格が引き締まった時だけ、顔肉が減ってくるからです。
顔肉をどけた時に、どかないものは、骨と咬筋です。
もしも、どいたとしたら、それは、全部、顔肉です。
エラの部分から、顔肉をどけてみますが、エラからもう少し上までどけてみたときに、残って見えるのが、咬筋です。
一度、どけたままの状態で、噛み締めてみたり、ゆるめてみたりを繰り返してみると、筋肉が盛り上がったり平たくなったりしますから、分かります。
顔肉は、どうして、エラの部分にこんなに多いので
しょうか?
それは、顔幅と関係しているのです。
頬骨の横の部分が、たいていの人は、顔で一番広い部分だと思います。
この幅で、肉がたれてきますから、頬骨から真っ直ぐにたれた線は、さもエラがあるように角張った形になるのです。